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財団のご紹介

創立者の言葉

創立者

衣・食・住や医療など、我々の日常生活で身近に氾濫しているいろいろな製品に、又、未来に向けて開発されようとしている新素材における高純度化、微細加工等の技術、さらには、世界的規模において問題視されている環境破壊、特に大気汚染に対する防止等、あらゆる産業分野に粉体技術は重要な役割を果たしております。粉体工学は、これら粉体技術を基礎的に研究し、開発する学問分野であります。

私は、私の父が大正5年4月に創業致しました細川鉄工所(現ホソカワミクロン株式会社)の経営を引き継ぎ、この粉体に関するあらゆる技術を具体化し、粉体技術を通して産業界に着実にその地位を築いてまいりましたが、その間、各方面から多くの学術研究上のご支援をいただきました。粉体技術に対する社会のニーズは、ますます大きく、また高度化し、その基礎となる粉体工学の重要性もますます高くなっています。私といたしましては、いささかの私財を学術振興、特に粉体工学を通して社会に少しでも還元できればと望むものであります。

以上の趣旨から、わが国ならびに世界の粉体工学に対する助成を主目的とし、合わせて粉体工学に関連する優れた研究・成果に対する褒賞、国際交流に対する援助、研究発表・シンポジュウムなどの開催およびその援助等の諸事業を目的とする財団法人ホソカワ粉体工学振興財団を設立し、粉体工学ならびにその周辺学術の研究の発展に寄与しようとするものであります。

学術振興のもたらす社会への貢献は、人類のみならず、人類をとりまく美しく豊かな自然界にとっても、よりよい環境に導いてくれるものと確信するものであります。

粉体一筋に歩んできたホソカワミクロン(株)75年の記念すべき節目にあたり本財団を設立でき、この財団によるあらゆる事業が粉体工学振興のための一つの契機となり、大きな飛躍となればこれに優る幸いはありません。

平成3年12月20日
財団法人 ホソカワ粉体工学振興財団
初代理事長  細川 益男

理事長の言葉

理事長

我々が住む世界では,化学物質のおよそ70%は固体状態を呈しますので、我々の社会で活躍するほとんどの材料は粉体プロセスで生産されます。また、今世紀は、「ナノテクノロジー」という言葉とともに幕を明けましたが、粉体工学の世界にも希望に満ち満ちたナノパーティクルテクノロジーを運んでまいりました。固体物質をナノメートルまで小さくすると物質固有の値と思われた融点が下がる、あるいは量子効果により固体粒子の大きさが変わるだけでその固体が発する色が変わる、などナノ粒子が示す興味深い性質が発見され、それを利用する新材料の開発が盛んになり、そして実用化されようとしております。

このように、これからの社会を支える有用な材料の開発やそれを生産する新しい材料プロセスの開発においては、粉体工学と技術の進展が重要なカギを握っており、粉体の科学と工学は現代社会の成長・発展のエンジンとも呼ばれています。

本財団は、いつの時代においても重要な役割を果たしている粉体工学の振興を図るために、
(1)粉体工学の分野で素晴らしい研究成果を挙げられた研究者の褒章
(2)粉体工学研究者への研究助成
(3)粉体工学に関する国際論文誌であるKONA誌の発行
(4)粉体工学に関する講演討論会の開催
などの事業を続けてまいりました。

現代社会は、物質的・精神的に豊かで、健康、そして安心して暮らすことができる質の高い社会に向かって力強く進展しております。その実現のためには、より一層高度な粉体材料が必要で、粉体工学と技術のさらなる発展を求められています。

ホソカワ粉体工学振興財団は、今後とも世界の粉体工学の振興に微力を尽くしてまいりますので、各界各位のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

平成26年2月28日
公益財団法人 ホソカワ粉体工学振興財団
理事長  細川 悦男

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